高槻市の不動産売却-「離婚時の不動産売却、注意するべきポイントは？」

財産分与の対象に含まれないものは以下の２つ。

◆婚姻前に取得した財産

◆相続によって取得した財産

ではそれぞれの財産について詳しくお話します！

婚姻期間中に築き上げた財産は、夫婦の共有財産として扱われるため、離婚時の財産分与の対象になります。専業主婦の妻に対し「自分が働いて築いた財産だ」と主張しても、妻は「夫が稼いている間に一生懸命家事に取り組んだ」と主張することで、妻の協力があってこそ築き上げられた財産という見方ができるため妻は財産分与を請求することができます。しかし、婚姻前に取得した財産は協力して築き上げた財産とは言えない為、共有財産にはなりません。独身時代に溜めた貯金や結婚資金・株式や不動産は原則財産分与の対象にはなりませんが、夫婦が協力したことにより、価値を維持したり・増加したと判断されると財産分与の対処として扱われる場合もあります。

「相続が婚姻中に発生した場合は、夫婦共有の財産として扱われるのでは？」と考える人も多いかもしれませんが、相続で取得した財産も財産分与の対象となりません。婚姻中に発生した財産の取得であっても、夫婦が協力して手に入れた財産とは異なるためです。そのため、原則財産分与の対象にはなりませんが、婚姻後の夫婦が協力したおかげで価値を維持した、価値が増加したと判断されると、財産分与の対象として扱われることもあります。こちらもケースバイケースなので分からない場合は、専門家に相談しましょう。